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2015年 06月 20日
GRASKAAS
オランダで冬が終わり、放牧が始まって緑の草を食べ始めた牛のミルクでできたチーズ。 それをGRASKAAS(=草/GRASのチーズ/KAAS)と呼び、初物として喜ばれます。 GOUDA市の近くのWOERDENという町はReypenaerなどチーズの生産者がたくさんいるチーズの町としてあります。 そこでGRASKAASのお祭りがあると聞き、でかけてきました♪ 小さい町の広間ではチーズマーケットと干し草で飾られたステージが用意され かわいい地元のお祭り。 私たちも一緒に歌いましたよ(笑) 歌詞は、 毎土曜日のチーズ市に農場からチーズが集まってくるよ。 おぉ、チーズ、おぉ、チーズこんなにパンにぴったりなものはないよ。みたいな感じです(笑) 市長さんと昨年のチーズ審査の優勝者(たぶん)も交えて今年のチーズのチェック。 そして競市が始まりました! せりのオランダ語は何だか値段を言ってるね。ぐらいしか判らないのですが 人気のものはどんどん値段が上がっていきました。 チーズの入札の方も最初に馬車で入場されたあと、せりは数字の書いてあるチーズボードをあげての参加です。 セリに参加されているのは、企業や飲食業の方のようでしたが、 周りにはチーズ市も出ているので、私たちはそちらで好みの作り手からGRASKAASを買います。 町のお祭りなので、チーズがあちこちでふるまわれたり、子供たちの遊べるもの(干し草のラウンジチェアが素敵♪)とても暖かい雰囲気でした。 この日はお天気に恵まれてほんとに気持ちよく、来年もおでかけしたい〜!と思うお祭りでした。 ⭐︎ GRASKAASのお味ですが、 熟成は4〜6週間ほどのとても若いもの。 とてもやわらかくお味もマイルド、ほのかに緑の香りを楽しむもののようです。 熟成した旨みを楽しむのではないため、もの足りなく感じるかたもいらっしゃるかもしれませんが、長い冬を越えて牛舎に居た牛が一斉に緑をみがけて飛び出し、緑の草を食み始める。そしてできあがった、季節の恵み、喜びを感じるチーズなのだと思います。 そういう意味で、ゴーダチーズのボージョレ・ヌーヴォーみたいなものかしら?と 感じています。 とてもマイルドなのでよく溶けそう(笑)そして、ビタミンBも豊富なようですので、お子様のおやつにも、季節のものとして楽しまれるのもいいのではないかしら♪ もちろん、チーズ市だけでなく、チーズ屋さんやスーパーでもこうして並んでいます。
by tsuyu_tsuyu
| 2015-06-20 17:12
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